刃物会社の社長が木材の目利きを!!~次期生産にむけて材料を採りに行きました~
11月も最終週、すこしずつ冬の寒さが押し寄せてきています。岐阜県関市の林業現場はまだまだ稼働中。今回も中濃森林組合さんの現場にお邪魔して、次なる生産に向けて材料を確保しに行きました。
2018年10月、モニター販売を始めることになり、受付を開始いたしました。申し込みは順調に進み、あとは作ってお届けするというところで、様々なトラブルが発生し、大変長いことモニターの申し込みをしていただいた方々をお待たせすることになってしまいました。本当に申し訳ございませんでした。
その受け付けたモニター分は今年の夏ごろから徐々に出荷が始まり、10月をもってすべて終了いたしました。
結局1年かかってしまったのです。
しかし、この間、たくさんの進展と学びがありました。
中濃森林組合さんがプロジェクトメンバーに加わり林業現場から直で材料を確保できるようになりました。林業現場といっても様々で、これから伐採が始まるところ、伐採し終わったところ、伐採し終わっているところの中でも枝がまだばらばらになっているところ、枝がまとめられているところ。いろいろな現場を見ながら、どうこの現場と連携しながら材料を確保していくか、試行錯誤が続いています。
今回は林業現場でバリバリに働いている森林組合の作業員さんも重機を使って作業をサポートしていただきました。ほんと頼もしい存在です。
刃物会社の社長が木材の目利きを!
また材料を確保した後の工程も、皮はぎ、乾燥、製材などの工程があります。それらもいかに効率よく、無駄なく、スムーズにいくか。回を重ねるごとに洗練していきました。
無駄を少なくするためには、山から持ち出してくるときに、より厳しくナイフに適した枝を目利きすることが重要です。
今回、林業現場に行き、一番驚いたのは、石川刃物製作所の石川社長が一番厳しく目利きをするようになっていたことです。それもそのはず、現在、木材加工も石川刃物製作所が地元の工務店と一緒に行っています。これまで山からおろしてきた枝の中で一番使えない枝を見てきたのは石川社長なわけです。こういう枝は向いていない、このサイズからは取れない、など知識と経験が積み重なり、目利き力が格段と向上していました。
刃物会社の社長が木材の目利きを!
morinocoナイフはいろいろな化学反応を起こしています。
モニター販売が終了し、今後一般販売に向けての準備をしていきます。
今後も、こちらのブログでも進捗を報告していきたいと思います。
和田
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