morinocoナイフ新たな展開を検討中です

開発ストーリー

こんにちは、関市役所農林課の平井です。

随分更新の間が空いてしまいました。

この間、morinocoチームでは、

あらたなステージを迎えるべく、

次の展開について話し合いを重ねていました。

もっと多くの子供たちに届けるには

主なテーマは、廉価版の検討。

このプロジェクトが始まって以来、
こだわり抜いて作り上げた“morinocoナイフ”

開発メンバーの自信作なのですが、こだわりが強くて量産には向かない(笑)

 

もっと多くの子供たちに、morinocoを使ってもらうには廉価版があってもいいのではないか。

そんな意見から、morinocoのコンセプトは残しつつ、新たなタイプの検討が始まりました。

 

製造の過程で一番手間のかかる作業が、柄の部分の加工。

随分手間をかけて作成しています。

このことについては“開発ストーリー”に詳しくありますので、

興味を持っていただけた方は読んでいただけたら嬉しいです。

https://morinoco-seki.jp/blog/category/story/

「素直で目の詰まった材」はどこで入手できる?

さて、加工がしやすいうえ必要な強度のある材とは、

「素直で目の詰まった材」であること。

「素直である」というのは、木目がまっすぐであること。

加工をする際に形が整えやすいです。

「目が詰まっている」というのは、年輪の巾が細かいということ。

年輪の巾が広いものに比べて、密度が高く強度が増します。

 

その様な材をどう入手すればいいだろう・・・

 

もちろん、普通に購入することはできるのですが、

このような材は価値が高く高額です。

ただ、それは柱やフローリング用に使えるように3m4mに製材した製品の場合です。

新しいナイフの名前は、「亀山モデル」?

ナイフの柄として使うには20センチほどの長さがあれば充分であり、
それならば、建物を建てるときに出た端材を探せばいいのではないか、
目の詰まった良材ならば、伝統建築を扱っている会社に当たればいいのではないかということになり、思い当たったのが、
関市稲口にある亀山建設(株)さんです。
早速、相談をしたところ期待は適中。

対応いただいた、亀山建設(株)松島さん

社長のご厚意もあり、求める材が入手できそうです。

この材を使ったモデルはいつしか「亀山モデル」として呼ばれ、

現在試作中です。

ただし、この名前をそのまま引き継ぐかは未定。

コラボ版も検討

さらには、お隣の美濃加茂市さん押しのアベマキ材。

美濃加茂市さんとは、市役所同士で連携をしていることや、

このプロジェクトのメンバーも複数人関わりがあることから、

今後いろいろコラボができそうだということで、

アベマキ材でも試作品を作ることとなりました。

皆さんにお披露目できるのはもう少し先となりそうですが、

Morinocoナイフの新しい展開、どうぞお楽しみに。

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